はじめまして
はじめまして、AriAという名前で二人組歌い手として活動してます、夜明けのちゅん吉です。
前回のコラムでは相方のにゃん吉が執筆したのですが
今回は私が執筆させていただきます。拙い文章ですが見て行ってください!
今回のテーマ
さて、今回のテーマですが、チケ代2000円+500円のLIVE、高いか、安いか。
なかなか難しい話題だと思いませんか?
金銭感覚って人それぞれで立場が違っても変わって来ますよね?
今回はお客様視点、アーティスト視点から考えていこうと思います。
お客様視点
まずはお客様視点から考えていきましょう。
あくまで僕の感覚ですが、いきなりチケット2000円別でワンドリンク500円!
って言われると正直高いですよね?
多くの人は友達の出番や、目当てのアーティストの出番だけを見に来たり
前後のアーティストが終われば帰ってしまったりが多いと思います。
たしかにそう考えればワンステージ15〜30分のステージに払う金額としては
少し高く感じてなかなか足が運べなかったりしますよね?
アーティスト視点
ではアーティスト視点から考えましょう。
アーティスト視点から見たときに集客しないといけないという仕事があります。
よーするに、ライブハウスなどで行われるイベントには
1アーティスト最低何枚はチケットを売ってくださいという、いわゆるノルマがあるんですね。
そう考えたときにやはり、アーティスト視点で考えても
なかなか誘いづらい金額ではあるんじゃないでしょうか?
個人の見解
さてさて、二つの視点から2000円+500円のチケット代のLIVEは高いという意見を書かせていただきました。
ここからは私の個人的な意見です。
このチケット代が例えば自分の好きなアーティストのワンマンだった場合どうでしょう?
私は安いと思うんですね。
同じライブでも出演するアーティストによって価値観って変わりますよね?
これって当たり前のことで、普通のことだと思います。
また私達みたいな駆け出しのアーティストのイベントでも
全アーティストの出演時間の合計で考えたらどうでしょう?
仮に16時Openの16時半Startで22時closeのイベントがあったとします。
転換などもありますが5時間以上のライブイベントですよね?
こう考えると2000円ってそんなに高くないと感じませんか?
1アーティストで考えがちですが一つのイベントとして考えたときに
これ以下のイベントってなかなか難しいと思うんですよね。
そもそもチケット代とは
そもそもチケット代とは、お客様とアーティストだけのやり取りではないんですね。
みなさんが例えば好きなプロのアーティストのライブに払うチケット代には
・アーティストの給料
・場所代
・LIVEに使う照明
・火薬などの経費
・設営代
・そこに携わる人の給料
ツアーならアーティストの交通費やホテル代なども含まれてるかもしれません。
プロのアーティストの中には出来るだけ自分達のホテル代を削ったり
交通費を削ったりしてチケット代を安くしている人達もいます。
LIVEの規模が大きくなればそれだけの人が携わるわけですから自ずとチケット代もあがります。
これはどんな無名のアーティスト、企画イベントでも同じです。
お客様でもアーティストでもチケットをただの入場券としてみるのではなく
そういう繋がりの結晶と考えれば、そこに対する価値観は変わっていくのではないでしょうか?
エンターテイメント
最後にそもそもLIVEってエンターテイメントであって
もちろんアーティストが主役なんですけど、一番大事なのってお客様なんですね。
アーティストがどんなに上手な演奏をしても、心のこもった歌を歌っても、お客様がいないと意味がないんですね。
当たり前だけどこれってすごい大事なことですよね。
そこに求めるのは人それぞれでいいとおもいます。
ストレス発散したり、泣きたくて行く人もいるかもしれません。
叫びたい人とかなにか日常とは別の非日常での体験をしたくて、足を運ぶそれがエンターテイメントだと思います。
LIVEって言葉は日本でしか通じません。
海外では未だにgigとかshow、concertと言わないとわからないそうです。
つまり、日本ではLIVEっていうのは”生”であって、そこに”生きる”ってことなんです。
プロでもアマでもそういう思いでステージに立ってます。
そこに生きて、生の想いを届けたくて音を鳴らすんだと思います。
偏った見解かもしれませんが、こう思えばチケット代2000円も安く感じませんか?
ライブハウスが無くなったらアーティストは行き場を無くすし生きる場所も無くすんですね。
重く聞こえるかもしれないけど、この文章を読んで一人でも多くの人がライブハウスに足を運んでくれると幸いです。
行けばなにか新しい体験ができるかもしれませんよ?